2018年4月
私がITちょこボラに入った時に、前代表高野さんから「小学校でプログラミング教育が必須化されるので、これをネタに講座やりませんか」と持ち掛けられました。
あれこれ準備をする中、ソフトウエアは「Scratch」ハードウエアは「micro:bit」が有力だと判りました。
Scratchは全国の小学校や教育機関で多数採用されている、無償のプログラミング教育環境です。
「Scratch」という子供向けのプログラミング環境は、
スマホやパソコンのブラウザ(CheromeやEdgeなど)を使って、だれでも簡単にプログラムが作れるシステムです。
世界中何百万人もの人々が、作ったプログラムを公開し、他人の作品を自分のものとして取り込んでバージョンアップし、更に公開する。
そんな環境が無償で提供されています。
プログラムを作る画面です。
画面左にある「ブロック」をマウスで中央部にドラッグし、これらを組み合わせることで、画面右側のネコを動かしたり、音楽を演奏したり、ゲームを作ったり、更には喋らせたりすることもできます。
ここでは、細かい作り方は書きませんが、Youtubeで「Scratch 入門」などのキーワードで検索すると多数の入門動画がヒットします。
このプログラムは左画面のたった10行程度でできてしまいます。
こんなことができるのも、実は背後に非常に高度なシステムが隠れているからです。
Scratchで採用されている「オブジェクト指向プログラミング」手法は、現在の最新のプログラミングの考え方でもあります。
また、このScratchが使っている「ブロックエディタ」というプログラム作成手法は無償で提供されているので、多くの学習システムへ移植され、Scratchで勉強した考え方は別のシステムでも同じように使うことができます。